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遠藤 絵里小グループ_セレブレイト・リカバリー2

今年度の教会のテーマが「宣教」ということで、ここ数年間神様が私に教えてくださったこと、
また今与えられている思いなどをお分かちできたらと思います。

私は1986年に個人的にイエス様を受け入れ、以来この教会に来ています。
91年に結婚し、10年後の2001年に主人の仕事のため家族でアメリカに引っ越し、3年後に帰国しました。
アメリカでの生活は楽しいものでしたが、帰国直後に逆カルチャーショックが引き金となり、
主人が体調を崩しました。
主人にとって、その後の人生を180度変えなければならないつらい出来事でした。
私にとっても、いきなり幼かった子どもたちをかかえてのその状況は過酷でした。
今は笑って話せますが、その後の数年間は壮絶で、私も気を張っていたので誰に弱音を吐いたらよいのかわからず、苦しい日々でした。
主人の障害は完治するものではありませんが、10年経った今では薬とカウンセリングとお祈りの3点セットで回復し、仕事も生活も守られています。

帰国までの私は、子どもの本の編集とライターをやっていましたが、締め切りに追われ、不規則なため、小学校の相談員に転職しました。
もう11年前のことです。その間に2年ほど学校に通い、(今は天に召されましたが)クリスチャンカウンセラーであった荒木次也先生のもとで
聖書的なカウンセリングを学びました。
そして家族関係心理士という資格を取ることができました。今は学校での仕事と、個別やグループでのカウンセリングを行っています。

この10年間に、地域でも教会でも様々なスモールグループに関わってきましたが、
その中で、自分の力では何一つできないということや、どんなにこの世の情報に振り回されてきたかということ、
私自身も自分で作り上げた「理想の家庭」に縛られ、家族をコントロールしようとしてきたことなどたくさんの罪にも気づかされ、
落ち込むこともしばしばありました。
その度にイエス様の十字架の贖いがどんなに大きな恵みかを知ることになりました。
一方で、たとえ状況が変わらなくても、何度も話を聞いてもらうことを通して心が癒されるという恵みの大きさを私自身が実感するようになりました。

クリスチャンになって何年も経っているのに、イエス様の愛は人間関係の中で体験するものなんだな~と初めて気づいたのです。
この1、2年、私は同じように苦しんでいる方や、大変な子育て中のお母さんたちに、どうやって神様と共に歩む素晴らしさを伝えたらいいのか、
私の仕事を通して何かできないか、ずっと悩み迷ってきました。

蒔田先生にも何度もお話を聞いていただきました。
実は少し前の蒔田先生からのアンケートを読みながら、私はすっかり先生の作戦に“乗せられていた”と気づきました!
ちょうど昨年度1年間の流れの中で、たくさんのことを示されていたのです。
神様のもとで休み力を得ることや、イエス様の御声を聞いて歩むこと、何を通しても「神の国」を立上げる働きに参加できるということなどを、
改めて考えるようになりました。

「神の国とその義を第一としなさい」というみことばの意味は、教会のことを一生懸命やったらあとから仕事や家庭のことがついてくるという意味ではなく、
どんな人(家族、友達、職場の人など誰でも)と接するときも何をするときにも神様により頼み神様に栄光を帰すということなのだろうと気づかされました。
そう気づいた瞬間、「仕事は仕事」と区別する必要がなくなり、何をする時にも本当に神様から力と喜びが与えられるようになってきました。

私にとってつらかった体験も、そのために勉強せざるを得なかったことも、仕事を通して学んだことも、
子育ても、今の環境もすべて含めて、神様が私に与えてくださったタレントなのだろうと思います。
自分の力でやろうとすると「できない」という思いが湧いてきます。
ですが、神様のご計画があると信じ、与えられたものをそのまま謙遜に受け取り、謙遜に神様にお返ししていけたらと願っています。

教会でも、新しく来られた方が、もしも変われない自分や人間関係、ご家族のことなどで苦しんだり困ったりしておられたら、
微力ながら何かお手伝いできたらいいなあ、それが教会としての「宣教」に少しでもつながっていけたらいいなあと考えています。
私が神様のよきパートナーになれるよう、神様がなさろうとしていることを敏感にキャッチできるよう、お祈りの片隅に覚えていただけたら嬉しいです。


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